ペインクリニック(痛みの外来)|神経ブロック・トリガーポイント注射
「病院で検査をしても異常なしと言われた」「薬や湿布だけでは痛みが良くならない」——長野市の上野医院では、整形外科の一般診療に加えて、トリガーポイント注射や各種神経ブロックによる痛みの治療(ペインクリニック)を行っています。長引く腰痛・首の痛み・神経痛でお困りの方は、我慢せずご相談ください。
このページの要点
- トリガーポイント注射・硬膜外ブロック・神経根ブロック・星状神経節ブロックなど各種ブロック注射に対応
- ブロック注射・トリガーポイント注射は健康保険が適用されます(ハイドロリリースは自由診療)
- ペインクリニックは予約制(診療日: 金曜・土曜)。お電話またはLINEでご予約ください
- 診察・画像検査で痛みの原因を確認したうえで、整形外科専門医が実施します
ペインクリニックとは?
痛みそのものを対象に、神経ブロックや注射などで痛みを和らげる診療です。痛みの悪循環を断ち、リハビリや日常生活への復帰につなげます。
痛みが長く続くと、筋肉の緊張や血流の悪化がさらに痛みを強める「痛みの悪循環」に陥ります。ペインクリニックでは、痛みの発生源や痛みを伝える神経に直接アプローチして、この悪循環を断ち切ることを目指します。飲み薬・湿布・リハビリで十分に良くならない痛みの、次の選択肢です。
こんな痛みが対象です
- 慢性的な腰痛・坐骨神経痛(腰部脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニア)
- 首・肩・腕の痛みやしびれ(頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア)
- 肩こり・首こりに伴う頭痛、筋肉のこわばり
- 帯状疱疹のあとに残る痛み(帯状疱疹後神経痛)
- 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の強い痛み
- 顔面や頭頸部の痛み、上肢の血流障害に伴う症状
当院で行っている痛みの治療
トリガーポイント注射
こりや痛みの「引き金点(トリガーポイント)」に局所麻酔薬を注射し、筋肉の緊張と痛みを和らげます。
肩こり・腰痛など筋肉が原因の痛み(筋筋膜性疼痛)に適応があります。数分で終わる比較的手軽な注射で、繰り返し受けることも可能です。
ハイドロリリース(筋膜リリース注射)
エコーで筋膜を確認しながら薬液を注入し、筋膜の滑りを改善する注射です(予約制・金曜/土曜の専門外来・自由診療)。詳しくはハイドロリリースの専用ページをご覧ください。
硬膜外ブロック(頸部・胸部・腰部・仙骨部)
脊髄を包む硬膜の外側に局所麻酔薬などを注入し、痛みを伝える神経の興奮を抑えます。
部位ごとに適応が異なります。頸部は首から腕の痛み、胸部は肋間神経痛や帯状疱疹関連の痛み、腰部は腰下肢の痛み(狭窄症・ヘルニア)に用います。仙骨部から行う仙骨硬膜外ブロック(コーダルブロック)は、坐骨神経痛や腰からお尻・脚にかけての痛みに適応があり、比較的体への負担が少ない方法です。
神経根ブロック(頸部・胸部・腰部)
痛みの原因になっている神経の根元(神経根)を狙って薬液を注入するブロックです。
「どの神経が痛みを出しているのか」の診断を兼ねられるのが特徴です。ヘルニアや狭窄症で腕・脚に走るような痛みがある場合に検討します。
椎間関節ブロック
背骨の後ろ側にある椎間関節が原因の腰痛・首の痛み(反らすと痛むタイプ)に適応があります。関節やその周囲の神経に薬液を注入します。
星状神経節ブロック
首にある交感神経のかたまり(星状神経節)へのブロックで、顔面・頭頸部・上肢の痛みや血流の改善を図ります。
頭頸部や腕の痛み、上肢の血流障害などに幅広く用いられる、ペインクリニックの代表的な治療のひとつです。
腕神経叢ブロック
首から腕へ向かう神経の束(腕神経叢)へのブロックで、肩から腕にかけての強い痛みに適応があります。
治療と主な適応の一覧
| 治療 | 主な適応 |
|---|---|
| トリガーポイント注射 | 肩こり・腰痛など筋肉由来の痛み |
| ハイドロリリース | 肩こり・腰痛・筋膜の癒着による痛み |
| 硬膜外ブロック(頸・胸・腰・仙骨) | 頚椎症、肋間神経痛・帯状疱疹関連痛、狭窄症・ヘルニア、坐骨神経痛 |
| 神経根ブロック(頸・胸・腰) | 神経根症状(腕・脚に走る痛み)の診断と治療 |
| 椎間関節ブロック | 椎間関節性の腰痛・頸部痛 |
| 星状神経節ブロック | 顔面・頭頸部・上肢の痛み、血流障害 |
| 腕神経叢ブロック | 肩〜上肢の痛み |
※どの治療が適しているかは、診察と検査のうえで医師が判断します。ブロック注射・トリガーポイント注射は健康保険が適用されます(費用は治療内容と負担割合により異なります)。ハイドロリリースは自由診療の専門外来です。ペインクリニックは予約制で、診療日は金曜・土曜のみです。
治療の流れ
- 診察・検査: 症状をうかがい、X線などの画像検査で痛みの原因を確認します
- 治療方針のご説明: 適したブロックの種類・効果・リスクをご説明します
- ブロック注射: 消毒のうえ実施します(治療により数分〜)
- 安静・観察: 治療によっては、院内でしばらく休んでからお帰りいただきます
安全性と注意事項
次に当てはまる方は、必ず事前にお申し出ください
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を飲んでいる方——出血しやすいためブロックを行えない場合があります
- 糖尿病のある方、ステロイド・免疫抑制剤を使用中の方——感染リスクを考慮し、別の治療をご提案する場合があります
- 妊娠中・授乳中の方、薬にアレルギーのある方
主なリスク・副作用として、注射部位の痛み・内出血、まれに感染、一時的な血圧低下やふらつき、星状神経節ブロックでは一時的な声のかすれ・まぶたの下がり(ホルネル徴候)などが起こることがあります。効果の程度や持続には個人差があり、複数回の治療が必要になることもあります。安全のため、リスクを丁寧にご説明したうえで実施します。
よくある質問
Q. ブロック注射は痛いですか?
細い針を使い、局所麻酔を併用するため、多くの場合は我慢できる程度の痛みです。
痛みの感じ方には個人差があります。不安が強い方はご相談ください。
Q. 保険は使えますか?費用はどれくらいですか?
ブロック注射・トリガーポイント注射は健康保険が適用されます(ハイドロリリースは自由診療です)。
費用は治療の種類とご負担割合(1〜3割)により異なります。受付または診察時にお気軽にお尋ねください。
Q. 1回で治りますか?
1回で楽になる方もいますが、痛みの状態に応じて複数回の治療をおすすめすることがあります。
ブロックで痛みの悪循環を断ちながら、運動療法を組み合わせて再発しにくい体を作っていくのが基本方針です。
Q. 予約は必要ですか?
はい、ペインクリニックは予約制です。診療日は金曜・土曜のみとなります。お電話(026-232-2861)またはLINEでご予約ください。
Q. 治療のあと、車の運転はできますか?
治療の種類によっては、当日の運転を控えていただく場合があります。
ふらつき等が出る可能性のあるブロックでは、公共交通機関やご家族の送迎をおすすめしています。診察時にご案内します。
長引く痛み、あきらめる前にご相談ください
📞 026-232-2861💬 LINEで予約する
整形外科・上野医院(長野市三輪)|ペインクリニックは予約制
診療日: 金曜・土曜のみ|お電話またはLINEでご予約ください
本ページは 医療法人一樹会 上野医院 院長・上野正樹(日本整形外科学会認定 整形外科専門医)が監修しています。
参考: 日本ペインクリニック学会「ペインクリニック治療指針」/最終更新: 2026年8月
