手のしびれは何科?指の場所でわかる原因を医師が解説【長野市】

朝起きると手がしびれている。パソコンを使っていると指先がジンジンする。箸やボタンが扱いにくい——長野市の上野医院にも、手のしびれのご相談が届きます。

手のしびれは「首から来るもの」と「手首から来るもの」で対処が変わります。どちらなのかは、しびれる指の場所である程度見当がつきます。

この記事では、原因の見分け方と受診の目安を整形外科専門医が解説します。3分ほどで読めます。

目次

この記事の要点

  • 手のしびれで多いのは首(頸椎)と手首(手根管)が原因のもの
  • しびれる指の場所が手がかりになる(小指側か、親指側か)
  • まずは整形外科。神経の通り道を画像と診察で確かめられる
  • 力が入らない、手がやせてきた、急に始まったときは早めに受診を

手のしびれが気になる方へ。上野医院の整形外科では、レントゲンと超音波エコー、神経の診察でしびれの原因を確かめています。一般外来は予約不要です。

電話で相談する 026-232-2861

整形外科の受付は午前11:30まで/午後15:30まで(水曜午後・日曜は休診)

手のしびれは何科を受診すればよいですか?

まずは整形外科です。手のしびれの多くは、首から指先までの神経の通り道のどこかが圧迫されて起こります。骨・関節・神経をレントゲンや超音波エコーで確かめられるのが整形外科です。

ただし、片側の手足が同時にしびれる、ろれつが回らない、顔がゆがむといった症状があるときは脳の病気を考えます。この場合はためらわず救急を受診してください。

しびれる指の場所で、原因がわかりますか?

ある程度わかります。神経ごとに担当する指が決まっているためです。どの指がしびれるかは、診察のときにとても役立つ情報です。

しびれる指の場所親指・人さし指・中指→ 手首(手根管)を疑う薬指の小指側・小指→ ひじの内側を疑う腕から指へ帯のようにしびれるときは首を疑う

図1:親指・人さし指・中指がしびれるときは手首(手根管)が、小指と薬指の小指側がしびれるときはひじの内側が疑われます。首が原因のときは、腕から指へ帯状にしびれることがあります。

しびれる場所考えられる原因あわせて見られること
親指・人さし指・中指手根管症候群(手首での圧迫)夜間や明け方に強い。手を振ると楽になる。中高年の女性に多い
小指と薬指の小指側肘部管症候群(ひじの内側での圧迫)ひじを曲げていると強まる。手の筋肉がやせてくることがある
腕から指へ帯のように頸椎症性神経根症・椎間板ヘルニア(首での圧迫)首を後ろに反らすと強まる。首や肩甲骨の痛みを伴う
両手・両足糖尿病などの全身の病気足先から左右対称に始まることが多い

ただし、当てはまらない場合もあります。首と手首の両方に原因があることもあり、自己判断せず診察で確かめることをおすすめします。

手根管症候群とはどんな病気ですか?

手首にあるトンネル(手根管)の中で神経が圧迫される病気です。親指から中指にかけてしびれ、夜間や明け方に強くなるのが特徴です。手を振ったり、手首の向きを変えたりすると一時的に楽になります。

手首の中(手根管)の断面ふつうの状態神経(黄)と腱(青)が通る圧が高まった状態神経が押しつぶされる

図2:手首の手のひら側には、骨と靭帯で囲まれたトンネルがあります。ここを神経と腱が通っており、内側の圧が高まると神経が圧迫されます。

進むと、親指のつけ根のふくらみがやせて、細かい作業がしにくくなります。この段階になる前に受診していただきたい病気です。

整形外科ではどう調べて、どう治療しますか?

問診で、いつから・どの指が・どんなときにしびれるかを伺います。そのうえで首と手の診察を行い、レントゲンで骨の状態を、超音波エコーで神経のはれ具合を確認します。必要に応じて神経の伝わり方を調べる検査や MRI を検討します。

治療は原因によって変わります。手首が原因なら、夜間に手首を固定する装具、内服、腱鞘内への注射などを行います(保険診療)。改善しない場合や筋肉がやせてきている場合は、手術を扱う施設をご紹介します。

首が原因の場合は、姿勢の見直しと運動療法が土台になります。頸部・肩甲骨の運動療法とストレートネックのページをご覧ください。痛みやしびれが強い場合には、神経ブロック注射という選択肢もあります(予約制・診療日は金曜・土曜)。

すぐに受診したほうがよいサインはありますか?

  • 手に力が入らない。物を落とすことが増えた
  • 親指のつけ根や手の甲の筋肉がやせてきた
  • 急にしびれが始まった、どんどん強くなっている
  • 歩きにくさ、足のもつれを伴う(首の脊髄の問題を考えます)
  • 片側の手足が同時にしびれる、ろれつが回らない(脳の病気を考えます。救急へ)

神経の圧迫が長く続くと、回復に時間がかかることがあります。しびれは我慢の対象にせず、早めにご相談ください。

よくある質問

しびれは放っておけば治りますか?

一時的な姿勢によるものなら、体勢を変えると消えます。何週間も続く、だんだん強くなる、力が入らないといった場合は、原因を確かめたほうがよい状態です。

マッサージやストレッチで良くなりますか?

首や肩のこりが関係している場合は楽になることがあります。ただし、神経が圧迫されている状態では効果が続きません。強くもむと悪化することもあるため、まず原因を確かめてからにしてください。

夜だけしびれるのはなぜですか?

手根管症候群では、寝ている間に手首が曲がった姿勢になり、トンネル内の圧が高まるためと考えられています。夜間の装具で楽になる方がいます。

レントゲンでしびれの原因はわかりますか?

骨の変形や並びは確認できますが、神経そのものは写りません。超音波エコーや神経の検査を組み合わせて判断します。詳しくはレントゲン異常なしの腰痛・肩こりの記事もご覧ください。

長野市で、手のしびれのご相談を受け付けています。首・ひじ・手首のどこが原因かを確かめたうえで、必要な治療をご案内します。

電話で相談する 026-232-2861

上野医院 整形外科/長野市三輪4-6-2(善光寺下駅から徒歩5分・駐車場あり)
受付は午前11:30まで/午後15:30まで(水曜午後・日曜は休診)

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監修:上野医院 整形外科専門医 上野 琢郎(日本人工関節学会認定医) 医師紹介はこちら
参考:日本整形外科学会「手根管症候群」「頸椎症性神経根症」/日本手外科学会
最終更新日:2026年9月29日
この記事は診断を目的としたものではありません。症状については医療機関にご相談ください。

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