手のしびれは何科?指の場所でわかる原因を医師が解説【長野市】

朝起きると手がしびれている。パソコンを使っていると指先がジンジンする。箸やボタンが扱いにくい——長野市の上野医院にも、手のしびれのご相談が届きます。
手のしびれは「首から来るもの」と「手首から来るもの」で対処が変わります。どちらなのかは、しびれる指の場所である程度見当がつきます。
この記事では、原因の見分け方と受診の目安を整形外科専門医が解説します。3分ほどで読めます。
この記事の要点
- 手のしびれで多いのは首(頸椎)と手首(手根管)が原因のもの
- しびれる指の場所が手がかりになる(小指側か、親指側か)
- まずは整形外科。神経の通り道を画像と診察で確かめられる
- 力が入らない、手がやせてきた、急に始まったときは早めに受診を
手のしびれが気になる方へ。上野医院の整形外科では、レントゲンと超音波エコー、神経の診察でしびれの原因を確かめています。一般外来は予約不要です。
整形外科の受付は午前11:30まで/午後15:30まで(水曜午後・日曜は休診)
手のしびれは何科を受診すればよいですか?
まずは整形外科です。手のしびれの多くは、首から指先までの神経の通り道のどこかが圧迫されて起こります。骨・関節・神経をレントゲンや超音波エコーで確かめられるのが整形外科です。
ただし、片側の手足が同時にしびれる、ろれつが回らない、顔がゆがむといった症状があるときは脳の病気を考えます。この場合はためらわず救急を受診してください。
しびれる指の場所で、原因がわかりますか?
ある程度わかります。神経ごとに担当する指が決まっているためです。どの指がしびれるかは、診察のときにとても役立つ情報です。
図1:親指・人さし指・中指がしびれるときは手首(手根管)が、小指と薬指の小指側がしびれるときはひじの内側が疑われます。首が原因のときは、腕から指へ帯状にしびれることがあります。
| しびれる場所 | 考えられる原因 | あわせて見られること |
|---|---|---|
| 親指・人さし指・中指 | 手根管症候群(手首での圧迫) | 夜間や明け方に強い。手を振ると楽になる。中高年の女性に多い |
| 小指と薬指の小指側 | 肘部管症候群(ひじの内側での圧迫) | ひじを曲げていると強まる。手の筋肉がやせてくることがある |
| 腕から指へ帯のように | 頸椎症性神経根症・椎間板ヘルニア(首での圧迫) | 首を後ろに反らすと強まる。首や肩甲骨の痛みを伴う |
| 両手・両足 | 糖尿病などの全身の病気 | 足先から左右対称に始まることが多い |
ただし、当てはまらない場合もあります。首と手首の両方に原因があることもあり、自己判断せず診察で確かめることをおすすめします。
手根管症候群とはどんな病気ですか?
手首にあるトンネル(手根管)の中で神経が圧迫される病気です。親指から中指にかけてしびれ、夜間や明け方に強くなるのが特徴です。手を振ったり、手首の向きを変えたりすると一時的に楽になります。
図2:手首の手のひら側には、骨と靭帯で囲まれたトンネルがあります。ここを神経と腱が通っており、内側の圧が高まると神経が圧迫されます。
進むと、親指のつけ根のふくらみがやせて、細かい作業がしにくくなります。この段階になる前に受診していただきたい病気です。
整形外科ではどう調べて、どう治療しますか?
問診で、いつから・どの指が・どんなときにしびれるかを伺います。そのうえで首と手の診察を行い、レントゲンで骨の状態を、超音波エコーで神経のはれ具合を確認します。必要に応じて神経の伝わり方を調べる検査や MRI を検討します。
治療は原因によって変わります。手首が原因なら、夜間に手首を固定する装具、内服、腱鞘内への注射などを行います(保険診療)。改善しない場合や筋肉がやせてきている場合は、手術を扱う施設をご紹介します。
首が原因の場合は、姿勢の見直しと運動療法が土台になります。頸部・肩甲骨の運動療法とストレートネックのページをご覧ください。痛みやしびれが強い場合には、神経ブロック注射という選択肢もあります(予約制・診療日は金曜・土曜)。
すぐに受診したほうがよいサインはありますか?
- 手に力が入らない。物を落とすことが増えた
- 親指のつけ根や手の甲の筋肉がやせてきた
- 急にしびれが始まった、どんどん強くなっている
- 歩きにくさ、足のもつれを伴う(首の脊髄の問題を考えます)
- 片側の手足が同時にしびれる、ろれつが回らない(脳の病気を考えます。救急へ)
神経の圧迫が長く続くと、回復に時間がかかることがあります。しびれは我慢の対象にせず、早めにご相談ください。
よくある質問
しびれは放っておけば治りますか?
一時的な姿勢によるものなら、体勢を変えると消えます。何週間も続く、だんだん強くなる、力が入らないといった場合は、原因を確かめたほうがよい状態です。
マッサージやストレッチで良くなりますか?
首や肩のこりが関係している場合は楽になることがあります。ただし、神経が圧迫されている状態では効果が続きません。強くもむと悪化することもあるため、まず原因を確かめてからにしてください。
夜だけしびれるのはなぜですか?
手根管症候群では、寝ている間に手首が曲がった姿勢になり、トンネル内の圧が高まるためと考えられています。夜間の装具で楽になる方がいます。
レントゲンでしびれの原因はわかりますか?
骨の変形や並びは確認できますが、神経そのものは写りません。超音波エコーや神経の検査を組み合わせて判断します。詳しくはレントゲン異常なしの腰痛・肩こりの記事もご覧ください。
長野市で、手のしびれのご相談を受け付けています。首・ひじ・手首のどこが原因かを確かめたうえで、必要な治療をご案内します。
上野医院 整形外科/長野市三輪4-6-2(善光寺下駅から徒歩5分・駐車場あり)
受付は午前11:30まで/午後15:30まで(水曜午後・日曜は休診)
関連ページ
監修:上野医院 整形外科専門医 上野 琢郎(日本人工関節学会認定医) 医師紹介はこちら
参考:日本整形外科学会「手根管症候群」「頸椎症性神経根症」/日本手外科学会
最終更新日:2026年9月29日
この記事は診断を目的としたものではありません。症状については医療機関にご相談ください。
