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骨粗しょう症の検査は何歳から?女性50歳・男性70歳の目安【長野市】

「健診で骨密度の低下を指摘された」「親が大腿骨を骨折した。自分も心配」。長野市の上野医院の整形外科では、骨粗しょう症の検査をいつ受ければよいかという質問をよくいただきます。

結論からお伝えします。目安は、女性が閉経を迎える50歳前後、男性が70歳ごろです。ただし、年齢に関係なくすぐ検査した方がよいサインもあります。

この記事では、年齢ごとの目安とその理由、市町村の検診制度、当院での検査の内容と費用を整形外科専門医が解説します。5分ほどで読めます。

目次

この記事の要点

  • 女性は閉経を迎える50歳前後で一度、骨密度を測るのが目安
  • 市町村の骨粗しょう症検診は40〜70歳の女性が対象(40・45・50…70歳の節目年齢)
  • 男性は70歳ごろが目安。やせ型・喫煙・ステロイド薬を使う方は早めに
  • 身長が2〜4cm縮んだ・軽い転倒で骨折した方は、年齢を問わずすぐ検査
  • 検査は健康保険の対象。当院は予約不要で、骨密度検査とレントゲンを当日に行えます

骨の検査は、思い立った日に受けられます。
上野医院の整形外科は予約不要。受付時間内にそのままお越しください(受付 午前11:30まで/午後15:30まで。水曜午後・日曜・祝日は休診)。

📞 026-232-2861(整形外科)

善光寺下駅から徒歩約7分・駐車場があります。

骨粗しょう症の検査は何歳から受けるべきですか?

女性は50歳前後、男性は70歳ごろが目安です。リスクやサインのある方は、年齢を問わず早めの検査をおすすめします。

あなたは検査の目安
女性(とくにリスクなし)閉経を迎える50歳前後で1回目。以後は結果に応じて定期的に
40〜70歳の女性市町村の骨粗しょう症検診の対象(5歳刻みの節目年齢)。案内が届いたら活用を
男性(とくにリスクなし)70歳ごろで1回目
やせ型・喫煙・お酒が多い/ステロイド薬を長く使用/糖尿病・慢性腎臓病/親が大腿骨を骨折上の年齢を待たず、早めに
身長が縮んだ・背中が丸くなった・軽い転倒で骨折した年齢を問わず、すぐ

なぜ女性は「50歳前後」が目安なのですか?

骨を守っていた女性ホルモン(エストロゲン)が、閉経で急に減るからです。閉経後は骨量が年に1〜2%ずつ減り、10年で1〜2割少なくなる計算になります。

骨量は閉経のころから急に減る(イメージ) 骨量(骨密度) 20歳 40歳 50歳前後 70歳 80歳 女性 男性 閉経=検査の目安 閉経後は年に1〜2%ずつ減り、 10年で1〜2割少なくなる計算

図1:骨量の年齢による変化のイメージ。女性は閉経のころを境に減り方が速くなります(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版をもとに作図)。

国内の骨粗しょう症の患者さんは約1,280万人と推計され、そのうち約980万人が女性です。閉経のころに一度測っておくと、自分の骨の「減り方」を早い段階で知ることができます。

骨量のピークは20代です。50歳の時点の骨密度が高めでも、減るスピードが速い方もいます。1回目の結果をもとに、次に測る間隔を医師と決めていきます。

市町村の骨粗しょう症検診は何歳が対象ですか?

その年度に40・45・50・55・60・65・70歳になる女性です。健康増進法に基づいて市町村が行う検診で、節目の年齢に案内が届きます。方式や自己負担は市町村ごとに違うため、お住まいの自治体の案内をご確認ください。

検診で「要精密検査」となった方は、整形外科で精密検査を受けてください。精密検査からは健康保険の対象になります。検診の結果票をお持ちいただくと、経過の比較がしやすくなります。

男性は検査しなくてよいのですか?

男性も検査が必要です。目安は70歳ごろです。国内の患者約1,280万人のうち、約300万人は男性と推計されています。

男性は女性より骨量の減り方がゆるやかな一方、大腿骨を骨折したあとの経過は男性の方が厳しいという報告があります。やせ型・喫煙・お酒が多い方、ステロイド薬を長く使っている方、糖尿病や慢性腎臓病のある方は、70歳を待たずにご相談ください。

年齢に関係なく、すぐ検査した方がよいサインは?

次の3つのどれかに当てはまる方は、年齢を問わず検査をおすすめします。背骨の「いつのまにか骨折」がすでに起きている可能性があるからです。

年齢に関係なく、すぐ検査のサイン ① 身長が縮んだ 2〜4cm以上は要注意 ② 壁テスト 後頭部が壁につかない ③ 軽い転倒で骨折 尻もち程度で背骨や 手首が折れた

図2:ひとつでも当てはまれば、年齢を問わず骨密度の検査をおすすめします。背骨の圧迫骨折は、はっきりした痛みがないまま起きることが少なくありません。

  • 若い頃より身長が2〜4cm以上縮んだ
  • 壁に背中をつけて立つと、後頭部が壁につかない(背中が丸くなってきた)
  • 尻もちなど軽いきっかけで、背骨・手首・足の付け根を骨折した

背骨の圧迫骨折の約3分の2は、はっきりした痛みがないまま起きるとされています。1か所折れると、隣の背骨も連鎖して折れやすくなります。サインの段階で見つけることが、骨折の連鎖を止める近道です。

検査では何をしますか?費用はいくらですか?(上野医院の場合)

問診・診察のうえ、骨密度検査と背骨のレントゲンを当日に行います。必要に応じて、骨の新陳代謝を調べる血液・尿検査(骨代謝マーカー)を追加します。

費用は健康保険の対象です。3割負担の方で、初診と骨密度検査を合わせて約2,200円前後(レントゲンを併せて行う場合は別途)。予約は不要です。

診断は、骨密度が若い成人の平均値(YAM)の70%以下かどうか、軽い衝撃での骨折(脆弱性骨折)の経験があるかどうかを目安に行います。治療が必要な場合は、骨が溶けるのを防ぐ薬や骨を作るのを促す薬と、転ばない体づくりの運動を組み合わせます。くわしくは骨粗しょう症の診療ページをご覧ください。

よくある質問

検査はつらくないですか?

骨密度検査もレントゲンも、台の上で姿勢を保って撮影するだけです。針を刺す検査ではありません。血液検査を行う場合のみ、採血があります。

何年おきに受ければよいですか?

結果とリスクによって変わります。骨密度が保たれていれば数年おき、治療中や境界域の方は半年〜1年ごとが一般的です。1回目の結果をもとに医師とご相談ください。

若くても骨粗しょう症になりますか?

なります。ステロイド薬の長期使用、極端なダイエット、無月経などが原因になります。該当する方は年齢にかかわらず一度ご相談ください。

検診と病院の検査はどう違いますか?

検診は「詳しい検査が必要な人」を見つけるためのふるい分けです。病院では診断基準に基づいて診断し、必要なら治療まで行います。検診で指摘された方は、放置せず整形外科へお越しください。

50歳をすぎた女性の方、健診で骨密度を指摘された方へ。
骨は、折れる前なら立て直せます。検査は当日・保険診療・予約不要です。

📞 026-232-2861(整形外科)

受付 午前11:30まで/午後15:30まで(水曜午後・日曜・祝日は休診)

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監修:上野医院 整形外科専門医 上野 琢郎(日本人工関節学会認定医) 医師紹介はこちら
参考文献:
Yoshimura N, et al. J Bone Miner Metab. 2009(ROADスタディ・国内患者数の推計)doi:10.1007/s00774-009-0080-8
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版』
厚生労働省 健康増進事業実施要領(骨粗鬆症検診)
最終更新日:2026年10月22日
この記事は診断を目的としたものではありません。症状については医療機関にご相談ください。

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